最近の研究

本研究室で最近行われている研究を紹介します。


ナノスケールの領域での熱伝達を可視化する試み

Read in: English 電子顕微鏡内で物質を加熱・冷却する実験は数多くなされていますが、微細な試料の、特にナノスケールの物質1個の上の狙った場所での温度を正しく測るのは難しい課題です。これまでの電子顕微鏡研究の歴史の中で、物質の相変態を捉えることは、温度の指標として最も信頼性が高い方法のひ…

CNTヤモリテープで、宇宙帰還物質の高精度解析に貢献

Read in: English CNTヤモリテープ 自然に生息するヤモリの足裏には、微細な繊維が高密に生え揃っています。個々の繊維の先端が壁や天井などの表面の凹凸に柔軟に追従しながら、自重を支えられるほどの接着力を得ています。この機構を模 した人工粘着テープを、ヤモリテープと呼びます。ヤモリテープ…

ナノチューブは直径が10nm以下になると濡れ性が変わる

Read in: English カーボンナノチューブ(CNT)は湾曲したグラフェンからなる円筒状物質です。このCNTが1本レベルでどのように濡れるか、を実験により調べました。 通常、固体表面の濡れ性は、その上に液滴を置いたときの液面と固体表面のなす角(接触角)によって記述されますが、これを直接可視…

とげとげの球殻を持つaerographiteマイクロ粒子の力学特性

エアログラファイト(aerographite)は、厚さ数nm程度の薄い炭素層からなる多孔質炭素材料です。その密度は2~0.2mg/cm3程度と超軽量でありながら、最大95%まで圧縮した後でも損傷なく元の形状に戻るなど優れた力学的性質を有しています (Mecklenburgら, Adv. Mater. 24 (2012) 3486–3490)。このエアログラファイトは、テトラポッド状の酸化亜鉛結晶粒子の凝集体をテンプレートに用いて作られます。この製法なら、テンプレートの幾何形状を工夫することによってエアログラファイトの形状をデザインできることになります。

 

 


 

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