はやぶさ2:Phase2高知による分析が始まりました。

Phase2キュレーション高知チームによるはやぶさ2サンプルの分析がSPring-8で始まりました。
初日の計測では、本研究室で合成したCNTがホルダ(試料固定のための担持体)に用いられました。

地球外物質の解析は、計測対象のサンプルをできる限り地球上物質に触れさせず、汚染させないために厳密な環境制御が要求されますが、一方で、高精度な解析を行うにはサンプルを揺れのない状態で固定することが重要です。本研究室のCNTヤモリテープはそのような厳しい条件でも利用できる理想的な支持材料であり、今回のはやぶさ2サンプル解析では、SPring-8に運ばれてきた個々の粒子の最初の計測をサポートしました。

JAMSTECからのプレスリリース:http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20210617_2/

写真:サンプルなどを輸送するための容器(FFTC)。簡単な操作で大気遮断できるようになっています。この中に、阪大で合成したCNTをセットしてSPring-8へ運びました。
FFTCについて:M. Ito et al. (2020)

 

Phase2高知に関する紹介記事:

小惑星リュウグウのかけら、いよいよ本格的な分析へ

https://www.yomiuri.co.jp/science/20210620-OYT1T50116/

https://news.mynavi.jp/article/20210619-1907151/

https://news.yahoo.co.jp/articles/35fd87ff5fb704970dd8f85d6686fa3bd1168b6c

など。