論文が掲載されました

濱崎研究員の研究成果がAPEX誌に掲載されました。

The van der Waals cohesive force between two carbon nanotubes

Hiromu Hamasaki and Kaori Hirahara

doi.org/10.35848/1882-0786/acbf03

透過電子顕微鏡内でカーボンナノチューブ2本を互いに接触させた形態を人為的に形成し,これを剥離する瞬間に要する力を検出することで,接合界面に働くファンデルワールス(vdW) 力を評価し,界面サイズ依存性や,接触形態による違いを実験により明らかにしました。ナノ チューブや二次元層状物質などのフレキシブルなvdW材料系において界面における相互作用の 大きさと熱・電気伝導特性の相関を解き明かすことは,vdW材料系の界面エンジニアリングに おいて必須であり,本論文で得られた成果はこれに貢献できるものと考えています。